新型コロナウイルス感染症で入院した場合も、医療保険の入院給付金を受け取れることをご存知ですか?自宅やホテルで療養した場合も対象になることがあります。
この記事では、保険会社の新型コロナウイルス感染症に関する対応について詳しくご紹介していきます。
目次
保険会社の新型コロナウイルス感染症に関する保険金・給付金の対応
保険会社のコロナに関する保険金・給付金の主な対応を、以下でご紹介します。保険会社によって対応は異なりますので、ご加入の保険会社にご確認ください。
入院時の対応
新型コロナウイルス感染症は、疾病入院給付金の支払い対象になる「疾病」に該当し、治療を目的とした入院は医療保険等の入院給付金の対象になります。検査結果が陽性・陰性のどちらの場合でも、医師の指示で入院していれば入院給付金の対象になります。
また、医療機関の事情により自宅や臨時施設等で療養する場合も、医師の診断書や証明書等を提出すれば、入院給付金の対象になります。
死亡時の対応
新型コロナウイルス感染症により死亡した場合は、死亡保険金の給付対象になります。
また、一部の生命保険会社では、以下のような取り扱いをしています。
- 災害割増特約の災害死亡保険金や災害高度障害保険金等の給付対象になる
- 保険金の削減支払や部位不担保などの特別条件付きの契約であっても、新型コロナウイルス感染症によって支払事由に該当した場合は、特別条件を適用せず保険金を支払う
一部の保険会社の独自のコロナ対応
一部の保険会社では、新型コロナウイルス感染症に関する独自の対応をしています。
富国生命:入院見舞給付金が2倍になる
富国生命では、医療保険「医療大臣プレミアエイト」の契約者・被保険者で、2020年12月28日〜2022年1月31日の間に、新型コロナウイルス感染症を含む所定の感染症にかかって入院した場合は、入院見舞給付金が従来の2倍になります。
参考:富国生命|新型コロナウイルス感染症等による入院時の保障を拡大 感染症サポートプラス の取扱開始について
太陽生命:最高 40 万円の入院一時金が特徴の「感染症プラス入院一時金保険」
太陽生命では、2020年9月1日より、医療保険「感染症プラス入院一時金保険」を開始しました。この保険の最大の魅力として、新型コロナウイルス感染症を含む所定の感染症にかかって入院した場合は、入院一時金と組み合わせることで最大40万円の入院一時金を受け取ることができます。
参考:太陽生命|TAIYO-LIFE NEWS RELEASE
保険会社のその他の支援策
一部の保険会社では、以下の支援策を実施しています。これらの支援策は、期間限定のものであるため、詳細はご加入の保険会社へお問い合わせください。
保険料払込猶予期間の延長
保険料の支払いが困難な場合、保険料払込猶予期間を延長できます。保険会社によっては、受付が終了しているところもあるのでご注意ください。
保険金・給付金請求手続きの簡素化
コロナの影響で、保険金・給付金の手続きに関する必要書類を速やかに準備できない場合は、必要書類を一部省略するなど、簡易に取り扱われる対応をしています。
電話診療やオンライン診療における通院給付金
オンライン診療や電話診療の場合にも、入院日数などの一定の条件を満たし、医師の証明書があれば通院給付金の対象になります。ただし、保険会社によっては、これは期間限定の措置の場合もあるので、ご加入の保険会社に確認しましょう。
契約者貸付の利息免除
契約者貸付において、特別金利の適用や利息の免除が行われました。ただし、2021年1月現在では、契約者貸付の利息免除の取り扱いを終了している保険会社が多いためご注意ください。
保険契約の更新手続きの延長
新型コロナウイルス感染症の影響により保険の契約更新が難しい場合は、契約の更新手続きの延長ができます。
契約者向けの医療相談サービス
健康に関する相談ができる医療相談サービスを提供している保険会社もあります。
例えば、東京海上日動火災保険・東京海上日動あんしん生命では、契約者・被保険者に対して「Medical Note 医療相談」という、健康に関する相談ができる無料サービスを提供しています。対象期間は、2021年1月12日〜2月28日となっています。
画像引用元:新型コロナウイルス感染症の大幅な拡大を受け、お客様の健康に関する不安軽減を目的に、 「Medical Note 医療相談」を期間限定の無料サービスとして提供いたします
コロナ助け合い保険はお手ごろな保険料が特徴!
justInCaseが提供している「コロナ助け合い保険」では、コロナを含む病気やケガで1泊以上入院したときに10万円の給付金を受け取れます。保険期間は1年間で、お申し込み完了後、すぐに保障を開始できます。
月々の保険料は、510円(30〜34歳男性の場合)からとお手頃です。コロナ禍における不安を少しでも解消するために、コロナ助け合い保険でもしもに備えておきましょう。